( knowledge test )
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Q1.
東日本大震災以降、日本で
震度6弱以上の地震は
何回起きているでしょうか。- 11回
- 22回
- 33回
正解は、33回
(※2025年4月時点)日本の国土は世界の陸地の約0.25%しか
ありませんが、マグニチュード6 以上の地震の
約20%が日本で起きています。さらに日本は
1995年の阪神淡路大震災以降、地震の活動期に
入っており地震が多発しています。
その為常に警戒が必要な状況です。 -
Q2.
30年以内に南海トラフ巨大地震が
起きる確率は何%と
いわれているでしょうか- 30%
- 50%
- 80%
正解は、80%
(※2025年4月時点)南海トラフ巨大地震とは、静岡から九州まで
700キロにわたり続く海底のくぼみ「南海トラフ」
で起こるとされる地震のことで、約100~150年の周期で
繰り返し発生しています。現在の予測では、
マグニチュード 9.1、最大震度 7 、
最大津波高34m、避難者950万人と非常に
大規模な地震になる事が想定されています。 -
Q3.
平均気温が2°C上昇すると
台風はどのように変化すると
予測されているでしょうか。- 多発する
- 大型化する
- 弱化する
正解は、大型化する
IPCCの報告書では、「平均気温が 2℃上昇すると
台風の発生数はやや減少するが、全体の台風の
発生数に対する強い台風の割合は増加傾向である」
旨が記載されています(※簡略化しています)。
※詳細はIPCC(気候変動に関する政府間パネル)
の第6次評価報告書(AR6)からご確認いただけます。 -
Q4.
あなたの家でも南海トラフ巨大地震に
備えて水や食料・トイレの備蓄を
用意しておくことにしました。
最低何日分の備蓄を
用意すればいいでしょうか。- 1週間分
- 5日分
- 3日分
正解は、1週間分(※最低限)
南海トラフ巨大地震のような
大規模災害の場合、1週間以上救援や支援が
届かない場合も考えられます。また水は
飲むこと以外の使用も考え、1人1日3リットルは
必要と覚えておきましょう。 -
Q5.
あなたが家でくつろいでいる時に
緊急地震速報が鳴り出しました。
最初にあなたがするべき行動は
なんでしょうか。- キッチンに行きガスコンロを止める
- 臨機応変に安全な場所で身を守る
- 出入口を開けておく
正解は、臨機応変に
安全な場所で身を守る緊急地震速報速報が鳴ったら、揺れる前に
できるだけ安全な場所に行き身を守ることが
重要です。テーブルが近くにあれば
テーブルの下、玄関の近くなら外に逃げる場合も
あります。阪神・淡路大震災の発生以前は
「揺れたら火を消す」と言われていましたが、
近年は自動消化装置が付いている
コンロが多く、揺れが収まってから
火の始末をするように言われています。
出入口の確保も同じように揺れが
収まってから行うようにしましょう。 -
Q6.
あなたが自宅にいたタイミングで
地震が発生しました。あなたの家は
海岸から近く、自宅まで津波が
来る可能性があります。最初にあなたが
するべき行動はなんでしょうか。- すぐに近くの避難所に逃げる
- すぐに近くの避難場所に逃げる
- 津波警報を確認した後、避難場所に逃げる
正解は、すぐに近くの
避難場所に逃げる「避難所」と「避難場所」は似て非なるものです。
「避難所」は災害後に一時生活するところ、
「避難場所」は命を守るために逃げる場所。
海や川が近隣にある場合は、
津波対策がされている「避難場所」に
逃げられるよう覚えておきましょう。
わからなくなったら津波の場合は
「遠く」ではなく、
「高い」ところに逃げましょう! -
Q7.
大規模な台風が近づいており、
夜の間にあなたが住んでいる
地域が暴風域にはいりました。
あなたがするべき行動はなんでしょうか。- 避難場所に避難する
- 家の2階など安全な場所に待機する
- 窓ガラスが割れないように外から板を打ち付ける
正解は、家の2階など
安全な場所に待機する暴風域に入っている=警戒レベル5
(命の危険・安全確保)の状態です。
多くの場合は避難場所に向かう事自体が
ハイリスクな状態です。理想は
警戒レベル4の間に避難を完了させる事ですが、
間に合わない・避難が難しい場合には
まずその場でできる身を守るための
行動を心掛けましょう。
(家の外に見に行かない・家の中で
高い場所に避難する等) -
Q8.
地震発生であなたは避難所に
ペット同伴でやって来ました。
一時生活する場合のマナーとして
正しいものはどれでしょうか。- 自分と同じ空間で寝泊まりする
- ペット置き場でゲージに入れて飼う
- 避難所のスタッフに任せる
正解は、ペット置き場で
ケージに入れて飼う避難所では思いやりをもって
生活することが大切です。ペットに対する
存在価値は人それぞれです。事前に
ペット同伴OKの避難所かの確認も大切です。
ペットと暮らす方は、日頃から避難所での
生活や避難する事を想定して、
ペット同伴の避難訓練に参加したり、
ケージの生活にも慣らしておく必要があります。
テストは以上です
お疲れ様でした!
日本は災害大国。
世界の中でも災害に
見舞われる国です。
あなたは災害から自分の命、
大切な人の命を守るために、
知識や用品を備えましょう。
またヘルメットはあらゆる
災害の避難時に役立ちますが、
その耐久年数は6年と
いわれています。
自分や家族の為にも、
定期的に点検・買い直しを
するようにしましょう。
<監修協力>神戸学院大学 現代社会学部 社会防災学科 前林清和 教授